【体操競技】吊り輪ってどんな種目?力技や見どころ3選を解説!

本日は、体操競技の「吊り輪」について解説していきます。

吊り輪とは、床から2m90cmの高さに吊るされた2つの輪っかを使って演技を行う種目です。力技(静止技)や振動(スイング)などを組み合わせながら演技していくのが特徴で、体操競技の中で最も筋力を必要とする種目とされています。

日本人選手にとっては、世界と比べるとやや苦手な種目と言われているのも特徴の一つかもしれません。

吊り輪の難しさと見えない苦しさ

吊り輪が難しい最大の理由は「輪っかが揺れる」という点です。鉄棒のように固定されていれば体重を預けやすいですが、吊り輪は常に揺れているため、自分の体を安定させるのにとても大きな力が必要です。

見た目には伝わらない「しんどさ」がある種目なんですね。吊り輪がある場所に行って、実際に輪にぶら下がってみると、その難しさを体感できると思います。支持が10秒できたらすごいです!(笑)

吊り輪の技グループは4つ

吊り輪にも演技構成のベースとなる「技グループ」が4つあります。

  1. 振動・振動倒立技
     スイングを使って倒立になったり、スイングしながら回ったりする技です。
  2. 力技・静止技
     いわゆる「十字懸垂」や「倒立」など、力を使ってピタッと止まる技。吊り輪の代名詞とも言える要素です。
  3. 振動からの力静止技
     スイング(振動)した流れの中から、そのまま力技に移行して静止するもの。スイングと静止のコンビネーションが魅力です。
  4. 終末技(着地)
     回ったりひねったりした後、地面に着地する演技の締め。ここにも大きな見どころがあります。

吊り輪がわからない人も楽しめる!見どころ3選

正直、吊り輪って技の細かい違いや難しさが分かりづらく、一般の方にとっては見づらい種目かもしれません。でも、少し視点を変えれば楽しめるポイントがちゃんとあります。

① 力技・倒立の「形のきれいさ」

吊り輪では止まっている時間が多い分、形の美しさがとても大切です。肘や膝が曲がっていないか、つま先が伸びているか、十字懸垂のときに肩の位置が輪っかと平行か――など、技の精度を見るのがポイントです。

たとえ技の名前が分からなくても、「きれいかどうか」なら誰でも感じられる部分です。

② スイングから力技への移り変わり

吊り輪では、動的な動き(スイング)と静的な動き(静止)が交互に出てくるところが面白いポイントです。くるくる回っていたかと思えばピタッと止まる、そんな切り替えの瞬間に注目してみてください。シンプルに「かっこいい」です。

③ 着地が止まっているか

吊り輪で一番ミスが起こりやすいのは、着地です。スティックボーナス(着地がピタッと止まると加点される制度)もあるため、演技の締めとしてとても大事な要素です。

どんな終末技を選んでいるのか?どれくらいひねっているか?そのあと止まれているか?――そんな視点で見ると、見応えが増してきますよ。

まとめ

吊り輪の見どころを改めてまとめると…

  1. 力技や倒立など静止技の「きれいさ」
  2. 動的→静的な動きの切り替えの「かっこよさ」
  3. 最後の着地が「止まっているかどうか」

この3つを意識して見るだけで、吊り輪の見方が変わってきます。

ちなみに私は、吊り輪とっても苦手でした…。2秒間止めないといけないって、めちゃくちゃキツいんですよ(笑)

だからこそ、演技中にあれだけ美しく技を決める選手たちは本当にすごいなって思います。ぜひ、そんな選手たちの頑張りに注目しながら、吊り輪の演技を楽しんでみてください。

次回は、体操競技の「跳馬」についてご紹介します。お楽しみに!