逆上がりについて
〜「できない」には必ず理由があります〜
今回は逆上がりについてブログを書いていきたいと思います。
体操と聞くと、私の中で一番最初に思い浮かぶのが「逆上がり」です。
子どもの習い事の中でも、「うちの子、逆上がりができるんです」というだけで、すごいこととして受け取られる場面をよく見てきました。
そのくらい、逆上がりは体操の中でも一つの目安になりやすい技です。
だからこそ今回は、逆上がりについて詳しくお話ししていきたいと思います。
逆上がりに関する、保護者の方からのよくある声
逆上がりについては、日頃からたくさんのご質問やご相談をいただきます。
- 「うちの子だけ逆上がりができていません」
- 「周りの子はできているのに、なんででしょうか?」
- 「小学校や保育園で逆上がりの練習が始まっていて不安です」
- 「家で練習させているけど、全然うまくいきません」
こうした声は、本当によく耳にします。
まず大前提としてお伝えしたいのは、子どもの成長には個人差があるということです。
今できないからといって、必要以上に焦る必要はありません。
とはいえ、「周りができているのに、うちの子だけできない」という状況になると、焦る気持ちが出てくるのも当然だと思います。
その気持ちは、体操教室を運営していても、とてもよく理解できます。
なぜ逆上がりができないのか?
では、なぜ逆上がりができないのか。
ここから少し詳しく解説していきます。
逆上がりは、一つの力だけでできる技ではありません。
いくつもの要素が重なり合って、初めて完成する技です。
- 腕を曲げて体を支える力
- 足を上に蹴り上げる力
- 体を回転させる感覚
これらすべてが噛み合って、逆上がりは成功します。
そのため、「腕の力が強いからできる」「腹筋が強いからできる」という単純な話ではありません。
また、年齢によってできる・できないが決まるわけでもありません。
6年生だからといって必ず逆上がりができるようになるわけではありませんし、反対に、3歳でもくるっと回ってしまう子もいます。
逆上がりは、本当に人それぞれです。
家で練習してもうまくいかない理由
「家で練習しているけど、なかなかできません」というご相談も多くあります。
その理由の一つとして考えられるのが、
逆上がりの正しい形を、大人がイメージできていないという点です。
腕の力や足の力があっても、
逆上がりに入る前の姿勢が整っていなければ、うまく回ることはできません。
まずは「回る前の形」がとても大切です。
そこを意識してあげるだけでも、子どもの動きは大きく変わってきます。
また、「なんでできないんだろう」という不安が重なり、
できないことが続くと、子どももイライラしてしまうことがあります。
そんな時こそ、ぜひ温かい目で見守ってあげてほしいと思います。
よくある間違った関わり方と考え方
次に、逆上がりでよく見られる間違った関わり方についてお話しします。
一番多いのが、
「なんでできないの?」と子どもに聞いてしまうことです。
これは、大人に悪気がなくても、
子どものやる気を大きく下げてしまう原因の一つになります。
子ども自身も「なぜできないのか」は分かっていません。
分からないことを聞かれ続けると、挑戦する気持ちそのものが小さくなってしまいます。
逆上がりは、いきなり完成する技ではありません。
一つずつ「できること」を増やしていく中で、少しずつ完成に近づいていきます。
フルール体操教室で行っている逆上がり練習
フルール体操教室では、逆上がりの練習の中で、必ず基礎となるトレーニングを行っています。
まず大切にしているのが、
腕を曲げて体を支える力です。
上腕二頭筋を使って体を引きつける、いわゆる「マッチョのトレーニング」を取り入れています。
この力がないと、逆上がりは安定しません。
次に、足が上がってこない子には、足を上げる練習を行います。
坂道や段差を使い、キックの力が弱くても逆上がりに近い動きができるように練習していきます。
特に年少さん・年中さん・年長さんは、どうしてもまだ力が弱い時期です。
いきなり鉄棒で逆上がりをさせるのではなく、段階を作ってあげることがとても大切です。
回転がうまくいかない子に大切なポイント
腕の力がつき、キックにも慣れてきた頃に、次の課題になるのが回転です。
逆上がりは、足が上がった瞬間に、
上体と頭を後ろに倒さないと回転が起こりません。
キックだけを頑張り続けて、ずっと正面を見てしまっていると、体は回りません。
「足を上げたら、頭を後ろに倒す」という感覚がとても重要です。
フルール体操教室では、逆上がりの練習の一環として、
マットで後ろ回りの練習も取り入れています。
感覚づくりとして、後ろ回りはとても効果的です。
なかなか回れないと感じた時は、ぜひ後ろ回りも試してみてください。
フルール体操教室として伝えたいこと
最後に、フルール体操教室として、保護者の方にお伝えしたいことがあります。
私たちは、逆上がりができることだけがゴールだとは思っていません。
「なぜできないのか」を考え、
「どうしたらできるのか」を試し、
それが成功した時の成功体験を何よりも大切にしています。
体操は、早くできることだけが正解ではありません。
話を聞く姿勢、練習に向かう態度、そういった人間性も含めて成長してほしいと考えています。
今すぐできなくても、まったく問題ありません。
私の中では、2年〜3年できなくても全然問題ないと思っています。
少しずつの成長を、ぜひたくさん褒めてあげてください。
その「褒めること」が、お子さまの成長に必ずつながっていきます。
最後に
フルール体操教室には、逆上がりが苦手なお子さまもたくさん通ってくれています。
肌感覚ですが、まだ半分くらいの子は最初は逆上がりができません。
まだオープンして1年少しの体操教室ですが、
ゆくゆくは通ってくれるすべての子が逆上がりができるような教室を目指して、日々取り組んでいます。
もし逆上がりでお悩みの方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度、大和市南印鑑にフルール体操教室の体験にお越しください。大和市で一番楽しい習い事を目指して日々練習に取り組んでおります。
インスタグラムでも逆上がりについて解説していますので、そちらもご覧いただければと思います。
長い文章になりましたが、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

